ハタチの頃に乗っていた XJ−400D のお話しです!! 


    実は “ペケジェイ” にも色々な思い出が、、、、、、


19歳の頃、ちゃんと中型免許を取って初めてちゃんと買った単車が実は XJ−400D YSP仕様車 でした。
この当時はXJの新車が42万円位していて、“なんて高い単車ダッ!”って思ってましたが、近所に1軒だけ有るバイク屋さんにノーマル極上、走行距離2,500キロ、車検付きで 25万円 で売っていました。
今でこそXJもとんでもない値段になってますが、この頃の中古車相場ってこんな感じでした。
確か同じ値段で、Z400FXも有ったんですが、XJが好きだったんで買ってしまいました。

このXJですが、本当に極上のド・ノーマルでした。
竹ヤリみたいな4本マフラーですが、結構乾いたイイ音がしたのでとっても好きでした。


ノーマル XJ−400D
XJ−400D YSP仕様



このXJですが、前に乗っていたヨンフォアに比べると、まさにゴージャス!&デラックス!!でした。 XJ−400D の “D”は Delax の“D”だった様な、、、、、 その位に色々付いている様な気がしてました。 特に燃料計はこの頃の400ccにはほとんど無かったので結構感動ものでした。 それと夜ライトを点けた時にオレンジ色に光るメーターも気に入ってました。


竹ヤリ 4本マフラーもイイ感じです。



このXJですが、キレイな4本マフラーが気に入っていたのでそのままで乗っているつもりでしたが、やっぱり集合管の音が忘れられず神奈川の町田の解体屋さんでモリワキの集合管を¥5,000で買って付けました。 この頃は解体屋さんにはXJやFXなんてゴロゴロしていたんで、何でも手に入りました。

そんなXJですが、実家の大町から神奈川に帰る途中の塩尻峠でセンターラインを割ってしまい、対向車と正面衝突してフレームまでイってしまいました。 この時がボクの第1回目の救急車体験となってしまいましたが、幸いにも打撲で済みました。
XJの方は、フレーム、フロントフォークなどを交換して修理しましたが、この時に普通に直しても面白くないので前後ホイールを自分で白に塗ってみました。
この白ホイールはかなり気に入っていたんですが、事故の時のホイールをそのまま組んでみたところ、やっぱり歪んでいて真っ直ぐに走れませんでした。  って事で、またまた町田の解体屋さんで¥5,000でフロントホイールを購入しました。
この時、XJは実家の大町に置いてあったので、ホイールは自分で運ぶ事にしました。 運ぶと言ってもその当時は自分の車なんて無かったので電車で運ぶしか有りませんでした。(宅急便は高いので、、、、、) って事で、ハダカ状態のXJフロントホイールを手に持って、藤沢⇒新宿(小田急線)、 新宿⇒松本(特急あずさ)、 松本⇒大町(大糸線)と乗り継ぎ、他のお客さんの視線に耐えつつ運んで来たのを覚えています。(笑)
頑張って運んだおかげで、このホイールはちゃんと使えました。(メデタシ、メデタシ!)


     ホイール塗りました。

   事故を機に前後ホイールを白にしてみました。
   車体の色と合っていたんで、かなり気に入っていました。

   マフラーは町田の解体屋で買ったモリワキ直管タイプ!

   XJはメーターを含めたライト周りのデザインが好きです。
   


このXJですが、この後も色々イジリました。
とにかく “速く” したくて、ヨシムラのカム、キャブもフラットキャブなんかにして、メーターがしっかり振り切れるとこまで行く様になりました。
色々イジッた挙句、限定解除してGSを入手したり、ヨンフォアを買ってしまったりして車検が切れたと同時にしばらく実家でお不動さん状態になっていましたが、絶対手放さないつもりで大事にしていました、、、、、あのクルマを見るまでは、、、、、、(^^;

前に他のページでも書きましたが、大事に持っていようと思っていたXJですが、突如目の前に現れた ハコスカ GT−R の魔力には勝てませんでした。
結局ハコスカ購入の資金の為に友人のY田クンに売りつけ、、、、イヤッ!! 買って頂きました。 (^^;


この時XJを買ってくれたY田クンは今でもお友達なんですが、Y田クンにXJを売ったのは今からもう15年も前の事です。
Y田クンは、ボクから買った後も大事に乗っていてくれたんですが、やっぱりこの頃からXJは心無い人達から狙われる単車でした。 って事で、ボクが売ってから1年後位に盗難に合ってしまい、結局そのまま出て来ませんでした。
色々な思い出が詰まった単車だったんで、とっても残念でした。

そんなこんなで15年前に行方不明になったXJですが、この正月にボクにとって小さな急展開が有りました!!


15年振りの再会!! 

この正月にY田クンからメールが有り、“実家の倉庫にXJの部品が有ったけど要る?” っというものでした。
当然、“すぐに送ってクレッ!” がボクの返事でした。
そして数日後に送られて来たものは、ボクを15年前にタイムスリップさせてくれるものでした。
それは、タンクと、XJ−400Dの特徴である、ノーマル竹ヤリマフラーでした。
特にこのタンクには特別な思い出が有ったんです。


XJ タンク 竹ヤリ マフリャ〜〜
貼っていたステッカーも当時のままです。
タンクの凹みも、、、、、、、、、
ちょっと錆びてしまってますが20歳の頃にボクが外した
マフラーそのものです。


タンクの凹みですが、一度でも事故した事が有る方ならすぐに分かると思いますが、例の塩尻峠での事故の時に股間で強打して凹ませた跡です。  
塩尻峠で事故した夜に、どうも股間が痛くて “なんでこんなに痛いんだろう?” って思っていたんですが、翌日バイク屋に引き上げられたXJを見た時に、このタンクを見てすぐに理由が分かりました。 バイク屋のオジちゃんには、“大事なとこ大丈夫だったか?” って聞かれましたが、おかげ様で大丈夫でした。 (笑)
凹み具合から当然新品に交換しようと思ったんですが、そのバイク屋のオジちゃんが、“他のところは傷付いてないし、今回の事故もお前に原因が有るんだから、今回の事故を忘れない様にしばらくこのまま乗っとけ!”って言われて、白のテープだけ貼って乗っていたんです。
結局このタンクは新品に交換されないままY田クンに売ってしまったんですが、Y田クンはさすがにこのまま乗っているのはイヤだったらしく、シルバーのタンク(YSP仕様じゃないノーマル)を解体屋から買って来て付けていたそうです。
って事でこのタンクはY田クンの実家倉庫で眠っていたわけです。 マフラーも一緒に売ったのでこれも倉庫で眠ってました。

そんな事は知らなかったので、この思い出のタンクが15年振りに戻って来たのは本当に涙が出る程嬉しかったです。
見た瞬間に当時の色々な思い出が一気に蘇って来ました。
早速部屋に入れてキレイにして飾ってありますが、家族からは相変わらず邪魔扱いされています。
でも、オフクロが、“このタンク、塩尻峠でお前が死にかけた時のヤツじゃね〜〜か?”って言って来たのはちょっと驚きました。



実はもう一台、、、、、

XJですが、一時期は本当に底値の時期が有ったんです。 (今では信じられないですが)
どの位の底値だったかと言うと、ボクの仲間内では検切れだと程度によっては、1桁万円での取引が普通でした。
そんな状態の時期に部品取り用として、書類無しの完全ノーマル、走行3,000KmのXJ−400D を、2万円で買っておいたのです。
このXJも何度か売ろうと思っていたんですが、今回の15年振りの再会によりどうしても復活させたくなりました。
って事で、ヤフオクで書付きフレーム探してますが、結構高いですね。 底値の頃に買っとけば良かったです。

もう1台のXJ いつかは復活!!
実はオイルクーラーなんかも付いてます。 ナゼかリアサスはノーマル新品持ってます。



って事で、XJ 書類付きフレーム 大募集中なのでヨロシクお願い致します!!




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