ハコスカ君の “お漏らし” を直すっ!!

04年7月10日(土)、久々の土曜日&奥さんの友達がチビ達を連れて遊びに来たんで、お父さんにとってはチビの面倒をみなくていいので最高の “ハコスカいじり日” になりました。

って事でこの前から発生していたヒーターからのクーラントお漏らしの修理に取り掛かりました。
お漏らしの量的には大した事は無かったんですが、ジワジワ出て来ている感じでした。

もともとヒーターはブロアーは動いてましたが、コック類は完全に固着していたので、いつかは修理しないといけないと思ってたんで、取り敢えず外してどこまでやれるか分かりませんが分解してみる事にしました。


センターコンソールは前にも外しているんで、アッサリ外れましたが、ヒーターはクーラントの入る方と、出て行く方のホースを外すのに苦労しました。

でも、何とか頑張って外しましたが、35年の年月は確実にヒーターを腐らせていました。

ヒーター全景

下と言うか、裏の方が実は結構グサグサ来てます、、、、、、


エンジンへ戻る量を調整するコックですが、手で動かしても簡単には動かない程に錆付いてました。
手でまともに動かないものが、細いワイヤーで動かそうとしても動く訳も無く当然交換が必要ですが、この部品はメーカーからは出ないという事で実はかなり前にジャ○ピーさんが再販したものを買っておいたので、それと交換する予定です。


完全固着のコック
コックの部分は、真鍮で出来ていますが、35年の年月で完全に固着してます、、、


まあ、何とかヒーターは外せましたが、クーラントのバイパスを考えないといけません。
ここは実は、TOYさんに色々教えてもらってあって、ついでにホースも数本もらっておきました。
これと、16φのステンレス管を切ってバイパス用のホースを造りました。
このバイパスですが、本来はエンジンルーム内で処理出来る様に考えていたんですが、今付いているウォーターポンプからのホースと、エンジンに行くホースは結合部がすでに曲がりの形状になっているので、ここを無理に真っ直ぐにしたりするとホースが破けると思われるので、ちょっと長くはなりますが、無理の掛からない長さで作って運転席側でバイパスする事にしました。

バイパス用ホース
もらったホースとステン管を使って作ったバイパス用ホースです。



バイパス
こんな感じで付きました。 切った、貼ったで作ったホースですが、しっかり機能してます。;


エンジンを掛けてみましたが、ホースがしっかり温かくなって来たので、まず問題無いと思われます。

さて、外したヒーターですが、底の方が明らかに腐っていてジメジメしていたので、イヤ〜〜な予感はしたんですがある意味 “怖いモノ見たさ” で分解してみる事にしました。 (^^;
いざ分解してみると、想像を絶する状態になっていました、、、、、、大泣

どうも以前にも分解されていたらしく、ネジが何本か切れていたり、ネジの頭が激しくナメていたりしました。


衝撃の映像その1
錆まくったネジを何とか外して開けてみると、、、、、素晴らしく悲惨な状況が展開
されていました。 ほとんど土と化した堆積物が、、、、、しかもかなり湿っていて
錆の巣窟となってました、、、、、、嗚呼

ラジエター側のカバーを最初に外してみましたが、いきなりそこには衝撃の空間が待ち受けていました。
どうすればこんなに錆びるんだっ? って思う程に錆びていて、ジメジメ湿った体積物が大量に有りました。
おそらく足元への温風量を調整すると思われるバタフライ部はこれまた完全に固着していてCRCを大量に噴射して何度か手でギコギコやってようやく動く様になるありさまです。
一体、何年間動かない状態になっていたやら、、、、、、、そう言えば、15年前に買った時からほとんどまともに動いてなかったんで、きっと20年位はまともに動いてなかったんだと思います。 トホホホホ、、、、、

その2



一体この先はどうなってしまうのかかなりの不安を抱えつつも更に分解は進みます。
肝心のラジエターをバラシてみると、やっぱり錆まくりです、、、、、、 
ラジエターの方はホースを繋いで水道水を入れてみると、出て来るのは茶色の錆水だけです、、、、、、
って事で、ホトホト機能していなかった事が分かってしまいました。



その3
ラジエターは当然要O/Hです。 



ブロアーの方は何とか動いていたんですが、ここまで来たら当然外します。
でもここもやっぱり錆帝国になってました。

ブロアー外し
ブロアー下の開閉する部分のクッションは完全に硬化していて、ボロボロと
落ちて来るありさまです。


全バラ
こ〜んな感じで全バラ出来ました。 じっくりレストアして行きます。



まあ、そんなこんなで錆びたネジと格闘しながら1時間位掛けて分解しましたが、その腐り具合には本当に驚きました。
それと、こんな状態のヒーターを長年付けたまま乗り回していたかと思うと結構ショックでした。

せっかくここまで分解したんで、しっかりレストアしたいと思いますが、再度ハコスカに付けるかどうかは迷ってます。
まあ、もともと冬はほとんど乗らないんで、どっちかと言うと夏場の渋滞時の水温調整位にしか使えないかなっ?って思ってますし、この錆具合を見てしまうと、またいつかはこんな感じになる可能性も有るんで、このまま付けない可能性大です。

でも今回は分解してみて良かったです。
かなりのショックも有りましたが、ヒーターの構造が分かったのが良かったです。
またひとつ勉強になりました!!




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