あずみにしな米

・品種:コシヒカリ

 米にはグルテンがないのでグルテンフリーです。さらに、小麦アレルギーやそばアレルギーの方はおられますが、米アレルギーは聞きません。
 さて、その米ですが、各県で良食味米として様々なブランド米が育成されています。ほとんどの育成系譜に、コシヒカリ/あるいはコシヒカリの親系統の名前があります。日本の良食味はコシヒカリに由来するといっても過言ではありません。コシヒカリの片親の元系統に旭(朝日)という品種があり、この米のうまさがコシヒカリに伝わっていると考えられます。エンド・ファームの米の味はコシヒカリを超えるものでも劣るものでもないです。
 栽培条件として、食味計の90%ほどを決める窒素(N)量は特栽米基準内に抑えておりますので、一度お試しください。5kg, 2kg袋なら、池田町ハーブセンターや、仁科の里直売所でお手にできます。




・ミルキークイーン(数量限定)

 ミルキークイーンはコシヒカリの突然変異で生まれた品種です。コメの澱粉はアミロースとアミロペクチンという成分でできており、アミロペクチン100%が糯で、アミロースが多くなるほどパサパサ感の食味になります。コシヒカリのアミロースは17-20%ほどで、ミルキークイーンのそれは12%と低いことから、半糯性といわれます。半糯性遺伝子がモチモチ感の味を作り出します。

 生産量が少量なので、収穫後天日乾燥させております。モチモチ感に加えコシヒカリより柔らか感がある事が、お年寄りや餅好みのファンに好まれております。




・特 栽 米 コシヒカリ

 特栽米を始めました。「特別栽培米」とは、特別栽培の米です。様々な書類の提出と毎年の認証が求められますが、化学合成肥料の窒素(N)分として、その地域慣行(大北管内11kg)栽培の50%以下、化学合成農薬の成分数が慣行栽培(長野県全域12成分)の50%以下で栽培される米と規定されています。ここ長野県大北JA管内に当てはめると、化学合成肥料N分は5.5kg以下、農薬成分数は6以下となります。エンド・ファームでは、長野県の認証を受けている【大町市花き協会】の指針に従って、特栽米の生産を始めました。【大町市花き協会】では、全量【有機肥料】を使うので、化学合成窒素成分はゼロです。しかし、農薬使用がゼロではないので、有機JASの有機栽培ではありません(有機肥料を使うと有機栽培と表記する農家もいます)。また、近年環境面から使用規制が望まれている"ネオニコチノイド系"殺虫剤を使用していないのがこの協会仕様の大きな特徴でもあります。

 余談になりますが、エンド・ファームで栽培する通常の米も"ネオニコチノイド系"殺虫剤を使用していません。化学合成N分は特栽米基準以内(5kg/10a)、農薬成分数7~8(内殺菌剤はなく、殺虫剤2成分、残りは除草剤成分)ですので、特栽米認証には惜しくも1-2成分が超過状態です。最近の除草剤商品では草種特異性が高い成分を組み合わせるので必然的に成分数が多くなる傾向があります。清耕田を保つには、雑草対策が頭の痛いところです。池田町ハーブセンターに、5kg袋を置いてございます。



・我が家の米と摺り切り(エンド・ファーム独自)について

 我が家の米ですが、30kg紙袋で玄米を土蔵貯蔵しています。ここ信州の気候では11月頃から寒い冬に向かいます。冬の間は外気温マイナスの事が多く、土蔵内の気温は冷蔵庫(冷凍庫の事も多々)並みで、気温はまちがいなく10℃以下です。よく、玄米より籾貯蔵の味が落ちにくいと言われますが、それは暑い夏を越して1年たてばわかる差です。暑いアジアの国々では籾保存と籾流通が一般的ですが、日本は江戸時代百姓は玄米をお上に納める風習があった名残か、玄米貯蔵と流通が一般的です。温帯地方で冬がある日本では玄米貯蔵で十分だったのではないでしょうか。農協が取り扱うのに籾よりも玄米が扱いやすかった事も一因です。

 かつて、氷温貯蔵実験をしたことがありますが、半年で白米の味は低下しました。しかし玄米と籾の有意差はありませんでした。つまり、半年冷蔵庫で保管すれば籾も玄米も差がない事を示唆します。信州で土蔵地蔵すれば、冬を越して6月頃まで玄米で味が落ちません。あるお客さんが、インターネットでおいしい新米というものを購入し、春にさあ食べようとしたらおいしくなかったと言って、我が家の米に切り替えてくれました。確かに、春になっても味が落ちないとはよく言われます。また、お弁当にして冷めてもモチモチの食感がおいしいという声も聴きます。これが土蔵で貯蔵販売する我が家の米です。

摺り切り(すりきり)30kgというのは、玄米30kgを精米して白米にした米です。玄米30kgは、精米すると白米27-28kgになります。エンド・ファームでは、玄米30kgをベースに、玄米でも白米でも、お好みに合わせてお分けしています。私達は玄米30kg袋で貯蔵しますので、白米でご購入頂く場合、摺り切り単位で考えていただくと、最も新鮮な白米を提供できます。



育苗ハウスでパプリカ栽培
・・・直売所で販売してるよ・・・

なぜか、日本では稲は移植栽培が主流です。理由はいろいろありますが、アジアの狭い田んぼをうまく使う先人の知恵でもあります。田植え後にビニールハウスが空きます。ポットを並べて、パプリカ(英語だと:カラーピーマン)を作ってます。 タキイ種苗のベル型という品種です。JA直売所、道の駅池田町ハーブセンター仁科の里直売所で売ってます。





販売しませんが、気まぐれ野菜便・・・・気まぐれに野菜が届きます。  



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