放談その12    ハコスカ君 当て逃げ される!!01.08.28

いや〜〜 気が付いたら、前回の放談その11書いてから、1年が経ってしまいました、、、、、(^^;
今回は、1年ぶりという事でパ〜〜っと、その昔当て逃げされた件の報告です!!



最近、日産の旧車のパーツが出なくなって来た事や、家のローン、子供の養育費、その他もろもろの大人になると使わなくてはいけない出費等が出て来てハコスカに掛けられるお金が無くなって来た事なんかが重なって、“事故ったら修理出来ない!!”って思いが強くなって来てます。 しかし、独身の頃のナ〜ンも考えて無い頃は、そんな考えすら無かったんで今では考えられない様なハコスカの使い方をしてました。 例えば、通勤、ちょっとしたお買い物、デート、確かパチンコに行った事も、、、、、、(^^;

痛恨のバレー大会
そんな調子に使ってたんで、或る日の或る団体の(書きたいけど今は書けない、、、、笑)バレーボール大会なんかにも乗って行ってしまったのです。(因みにボクはバレーは素人です!)
試合はバレー部の奴等にボロボロにやられて(こっちは素人!)、それが悔しくて&何か納得出来なくて主催者とちょっと揉めたりして、“ア〜〜来るんじゃなかったゼッ!!”って感じでした。 そのままムシャクシャしながらハコスカに乗り込もうとした時に、助手席の向う側で後輩が、“マルヤマさ〜〜ん! 派手にやっちゃいましたネ〜〜”って言いながらこっち見てました。 “エッ? さっきの揉め事の事? アンなの全然派手じゃね〜〜ヨ” “アッ、あれじゃなくて、その助手席のドア、どこでやったんですか?” “ドア? 派手? 何が〜〜〜?” って感じで助手席側に回り込んでみると、、、、、、、、、、そこには予想だにしなかった光景が有りました。 ナンと助手席のドアが真中辺りでバッコリ凹んでいたのです!! 最初は状況が理解出来なかったですが、しばらくしてから “当て逃げだっ!!” っと分かった途端に腰が抜けて座り込んでしまいました、、、、、、泣
この時の写真が無いので(写真なんか撮る気になれなかったのです、、、、、泣)説明し難いですが、簡単に言うと “ガラスが下りない” 状態でした。 凹み方もキレイに“ボコッ!”って凹んでいるんじゃなくて、何箇所か折れている感じに凹んでました。 って事で後輩の“派手!”って言葉が悲しいくらいにピッタリ来るほどの凹み方でした。
しばらくの腰抜け&放心状態の後にフツフツと怒りが込み上げて来ました。 この後は警察を呼ぶ、呼ばないで再び主催者と揉めましたがちょっとこの後の詳細は今は書けないのです、、、、、、、笑

結局、一度は犯人探しに協力するっと言った主催者ですが結局何もしてはくれませんでした。 しかし、どうしても納得出来なかったのでその昔ご迷惑を掛けた地元の警察署に相談してみると、後日でも事故証明は出してくれるとの事、また犯人探しについても有力なお手伝いをして頂けました。(ここも、ちょっとマズイんで書けません、、、、笑  知ってるオマワリさんが沢山いるのも時にはいいですネ! 爆)


全塗装を決心する!
そんなこんなで一応犯人のものと思われる車種の限定は出来たんですが、そこから先の個人の限定はちょっと出来ませんでした。
しかし、当時の保険は当て逃げの場合はお金が出ない契約だったので、結局自腹で直すしか有りませんでした。 直すと言っても、助手席のドア1枚直してもきっと色は合わないと思っていたので、どうせなら全塗装する事にしました。 実は、このハコスカは買った時からボンネット、屋根、トランクなどの直接太陽が当たる部分の塗装がヒビ割れていました。 なのでついでにやってしまおうと思ったわけです。
それから地元の板金屋さんに直接交渉に行きましたがどこも引きうけてくれませんでした。 理由は、総剥離の全塗装が面倒な事と、パーツの入手が困難な事でした。 この頃はまだクラブもやってなかったんで、情報範囲も狭かったんです。 (今なら、クラブ内に板金屋さんがいるので、ナンとかなりますが)
結局1ヶ月くらいは乗らずにいましたが、ある日山梨の友人から、“山梨にハコスカの大きなクラブが有るから相談してみたらどうか?” っという情報を貰いました。 
このクラブは、山梨県内を中心にメンバー構成されている、“山梨GC10会” というクラブで、さっそく会長さんに会いに行き事情を説明しました。 すると、毎年ハコスカは1台しかやらないという約束になっている腕のいい板金屋さんが有り、その年にレストアを予定していたメンバーがキャンセルして、次の予約が入っていないので、入庫してもいいとの事でした。
まさに渡りに船とはこと事で、早速次の週にはクルマを持って行きました。
この“山梨GC10会”については、これ以降一緒にツーリング行ったり色々と大変お世話になっています。 別の機会に詳しく紹介致します。  

急いで入庫させたものの、板金屋さんの都合で4ヶ月位は手付かずでしたが、作業が始まってからは進行が早かったです。 
途中で何回か見に行きましたが、やっぱり錆びは広範囲で出てました。 特にステップ、トランクルームの床部分、バックパネルなんかがかなりやられてました。 新品部品が手に入るところは全て新品に交換してもらい、ドアは手持ちのスペア−のドアと交換してもらいました。 
さすがに毎年1台づつハコスカを板金している板金屋さんなので、ほとんどの作業は問題無く進みましたが、最後に問題になったのが、色決めでした。 ボクは今までと同じ純正の暗い赤にしたかったんですが、純正色の調合表がその時は有りませんでした。 仕方なく、車内の純正色が残っているところを参考にして調色してもらいました。 実はこの板金作業でひとつ重大な事実が発見されました。 それは、このクルマがかつてワークスで使われていたクルマで、剥離していたら下からレーシングカラーが出て来た、、、、、、って事なら嬉しいんですが、元々はシルバーの車体で、その上から赤を全塗装してありました、、、、、、、まあ、他にも色々怪しいところが有るクルマなんで、特に驚きもしませんでしたが、ワンオーナー車じゃない限りこの手の “ヒ・ミ・ツ” は仕方ないですね。


お色直し!!
お色直しの真っ最中でございます!!


スゲ〜色になる!!
そんなこんなで入庫してから半年くらい掛かりましたが、要約作業終了の連絡が来ました。 早速先輩に手伝ってもらいローダーで取りに行きました。 (半年で完全にエンジン始動不能になってました、、、、、笑) 
半年振りに見た生まれ変わった我が愛車の第一印象は、、、、、、、、、、、“エエッ! この色は、、、、、、、見方によってはピンクにも近い様な、、、、、、” って感じでした。
天気のいい日に取りに行ったんですが、太陽に照らされたその姿はかつての暗い赤とは明らかに違っていました。 本当に見方と角度によってはピンクにも近い様な感じがしました。(最近流行りのマジョーラみたいに、、、、笑) そんなボクの気持ちが顔色で分かったのか板金屋さんは、“3、4年しないと前の様な色にはならないヨ。 しばらくは我慢だね。” とおっしゃいました。 赤の様な色は数年しないと本当の色にならないそうです。 また、しばらくは雨なんかにあてるのもダメッ!と言われました。(この事がその晩ある事件を引き起こす事に、、、)
でも、とにかくハコスカが帰って来た事はとてもうれしかったです。 早速家でローダーから降ろしましたが、すかさずオヤジのキツイコメントが入りました。 “オオッ! スゲ〜色になったな!! 前の色の方が良かったんじゃね〜か?”  “ウルセ〜〜!! 3、4年したら元の色になるんだよっ!!” って感じでやっぱり前の色を知っている人物には “スゲ−色” に見えた様です、、、、、笑 
そんなオヤジのコメントをよそに、エンジン始動に色々チャレンジしましたが、どうもキャブの中で腐ったガソリンが詰まっているらしく、どうしてもエンジンは掛かりませんでした。 エンジンが掛からないと若干登りのスロープになっている小屋には入りませんが、天気も良かったので雨の心配はナイだろうと思い庭に出したまま作業は翌日にして寝てしまいました。


全塗装直後 最近のお姿
全塗装終了直後。 
写真では分かり難いですが、結構明るい赤です。
最近の写真です。 
ナンとなく違うのが分かりますか?


一家総出で、、、
山梨まで取りに行った疲れと、ハコスカが戻った安堵感からぐっすり寝ていましたが、夜中にふとベランダを叩く“ポツポツ”っという音で目が覚めました。 慌てて外を見るとナンと雨が降り始めていました!! 板金屋さんの、“しばらくは雨にあてちゃダメだよ” の言葉が頭の中を駆け巡りました。 しばらくどころか、ソッコウで雨にあててしまってます。 慌てて外に飛び出しハコスカを押しましたが、登りのスロープは一人ではどうにもなりません。 こうなったら、援軍を呼ぶしかありません!! 時間は真夜中2時でしたが、オヤジとオフクロに助けを求めに行きました。 寝ている二人に、“ハコスカが雨で濡れている。 一緒に押してクレッ!” っと頼むと、二人とも何も言わず起き出して、雨の中小屋まで一緒に押してくれました。 小屋に入れてから一応礼でも言おうかと思いましたが、二人ともソッコウで家の中に戻ってしまいました。 実は二人とも寝ぼけてたんじゃないか?っと思うくらいの早業&呆気なさでした。(笑)


って事で、衝撃の当て逃げから全塗装に至った訳ですが、塗装からかれこれ8年位経ちましたが、今ではほとんど元の色になったと思っています。 (欲を言えば、もっと暗い感じが正解ですが)
まあ、“災い転じて福となす”じゃないですが、当て逃げのお陰で全塗装する決心も付いたし、山梨GC10会の皆さんとも知り合いになれたので結果オーライなんですが、やっぱり当て逃げは許せないですね。
この事件以来、ハコスカの使い方、駐車場の置き方なんかは変わりました。 当てられたらなかなかパーツも出なくなってます。 結局最後には自己防衛しかないですね。
 



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