放談その11    突然 ハコスカGT を買う!!00.08.25

今はもう有りませんが、その昔、GT-Rと一緒に持っていた、GTのお話しです。 その日の気分でGT-RとGTを乗り分ける、なんて今思えば、贅沢なハコスカライフを送っていました、、、(^^;


衝動買いでハコスカGT−Rと、ミラを入手した私は、しばらくはおとなしくしていたんですが、そのうちにどうしてもエンジンがいじりたくなって来ました。 しかし、S20をいじる勇気は有りませんでした。 そこで目に付けたのが、L型エンジンでした。 L型をいじってみたくなった私は、色んな知り合いに、“何かいいクルマ無い?”って声を掛けまくっておきました。
そんなある日、パチンコ屋で会った友達から紹介されたのが、“ハコスカ2Dr GT”でした。 当時この友達は日産でセールスをしていて、ちょうどお客サンが売りたがっているとの情報をくれたのでした。 
早速見に行ってみると、ところどころ傷とか塗装の剥げは有りましたが、内装とエンジンの調子がとても良かったので、またまたその場で乗ってもみないまま購入してしまったのでした、、、、、(クルマは金も無いのにゼ〜〜ンブ、衝動買いです、、、、笑)
確か、40万円(車検無し)でした。

KGC-10


このクルマですが、ワンキャブの完全ノーマル “GT (KGC-10)” でした。
内装は欠品、破れ、割れ等も無く、グローブBOXを開けるとしっかりランプも灯きました。 外観はステップ回りに傷が目立ちましたが、大きく錆びているわけでも無く、充分合格点でした。 エンジンはタペットの音も無く、ヒジョ〜〜に調子が良かったです。 ワンキャブは同調等の調整の必要も無く、本当に普段の足として快適に乗り回せました。
あまりに調子がいいので、色々いじる気が無くなってしまい、先輩からL26なんかも貰って有ったんですが、結局このまま乗っていました。 


フロントオーバーホール一応、ブレーキ周りはオーバーホールしました。

やっぱりこの手のストラットは簡単にいじれて面白いですネ!

この時、H150をカットしたサスを入れたので、フロントは程よく落ちてくれました。(笑)

やっぱりクルマはシャコタン! です!! (^^;


このハコスカですが、特に気に入っていたのが、サーフィンラインでした。
GT-Rには無いこのラインがキレイに残っており、斜め後ろから見た姿が特に好きでした。 

KGC-10

リヤのガーニッシュやモールも、全部キレイに残っていました。
 リヤフェンダーは爪だけ折ってあったので、6.5J が入りました。


一時期は、GT-Rと、GTの両方共車検が有ったので、その日の気分とか、天気で両車を使い分ける、なんていう、贅沢なハコスカライフをエンジョイしていました。 ツーリングも色々な所に行きました。 新潟、山梨、富山、群馬等へ何度か行きましたが、途中で故障した事は一度も無かったです。 リクライニングするシート、調整の要らないキャブのおかげで、どんなに遠くに行っても疲れませんでした。

でも、このハコスカに乗った事で、改めてGT-Rの“すごさ”を実感したのも事実です。 同じ2000ccながら、S20と、L20の構造的違いでこんなにもエンジンの素性は違ってしまうものか!っと驚きました。 L20のノーマルワンキャブの走りを音にすると、“ブ〜〜ン”って感じなんですが、S20のソレックス3連は、“ガコ〜〜〜”って感じでした。 エンジンのトルク感も全く違い、GTが緩やかにトルクUPして行くのに対して、GT-Rは最初から力強く、乱暴にUPして行きます。 幸い両方を所有出来た事で、それぞれの長所短所が分かり、とても良かったです。

結婚前に購入し、結婚後もなんとか維持していたGTですが、長男が産まれた事でさすがに維持する事が厳しくなり、泣く泣く知り合いの旧車ショップに売ってしまいました。 今では長野市の方が購入し、フェンダーもキレイに残ったまま大事にされています。 多くのGT、GT-Xが、GT-R仕様のためフェンダーカットされてしまい、今ではキレイに残っている方が少ないんじゃないでしょうか。 ハコスカの象徴でもあるサーフィンラインが1本でも多く残ってくれる事を期待しています。



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