“ホ〜 そうなのか。 じゃ、俺のは何かな？ ワークス仕様のK3-R ならラッキーだな！” なんて有りもしない期待を胸に、ヘッドを見てみると、“アレッ？ "K" しかネ〜じゃん” って感じで、僕のS20のヘッドは、ただの“K”ヘッドだったのです。 “誰か、削りやがったカナ？” っと、色々見て見ましたが、どうも削った後は有りません。 友達に聞いても、“知らね〜ヨ。 バッタモンじゃね〜ノ？”という暖かいお言葉しか返って来ませんでした。
NISSAN JAPAN K とだけ入っているヘッドKの右側は特に削った様な跡は無く、お肌の感じは他のところと一緒です。
刻印下の、“NO.4” ですが、これも何の意味か分かりません。買った時から書いてありました。
その後しばらくして、別の雑誌を見ていた時に、“当時の試作品に "K" ヘッドが有った” という一文が有りました。 “ナニ〜！ 試作品だと〜？ そんなモンがなんで俺の車に載ってんの？” って感じでしたが、試作品は他と比べてどうなっているという詳細は載っていませんでした。
その後、96年にピー○でエンジンをO/Hしましたが、その時言われたのは、“特に変った点は無いけど、すごく初期のモノだね”という事でした。 “ただ、ヘッドのクラック（S20の欠点と言われる例のクラック）は無かったけど、ヘッドに大きな穴が開いていて、それを無理やり溶接した跡が有るんだよね〜〜” っと言われました。 “ゲッ!!” っと思って、見てみると、IN側のカムが入る部分の裏側（普通は見えないところ）に、確かに荒っぽく溶接して穴を塞いだ様な跡が有りました。 “でも、大丈夫だよ。 ヘッドも歪んでないし、問題無いよ” との事で、一安心しました。
“他に何か、怪しいところは無かったですか？”っと、恐る恐る聞くと、“アッ！ そう言えば！” っとの事。 （自分で聞いておいて、もうカンベンして下さい状態、、、、） “エンジンの刻印が、変だよ” “ゲッ！ 変ってどう変なんですか？ L20とか入ってるんですか？” “エンジンナンバーが無いんだよね〜。 でもこれは、部品で出た腰下は S20 としか入っていないから、多分このエンジンもそうなんだろうけど、S20の刻印の字体がちょっと違う感じなんだよね〜” っと、疑惑はヘッドだけでなく、腰下にまで及んだのです。
こんな感じで、調べると色々謎が深まるエンジンですが、調子よく動いているので、全然気にしてません。
ただ、皆さんの中で、“K”ヘッドについて何か知っていらっしゃる方がおられましたら、ご一報下さい。