「おひさま」の舞台安曇野に伝わる安曇節
安曇節物語
その二安曇節捜索
二 | 三 |
安曇節捜索 | 三線との出逢い |
それからセイザン君は安曇節にとどまらず、地域で作られた民謡について
少し勉強を始めることにした。
今でも民謡が生活の中で生きている所はどこだろう?
東北や沖縄は民謡が盛んだ。現在でも作りつづけられると聞く。
大町の近くはどうだろうか。
大町から北アルプス立山黒部アルペンルートを抜ければそこは富山県
富山といえば越中八尾のオワラ節だ。
大町市と富山県氷見市は姉妹都市である。商工会議所の青年部で氷見を尋ねる時
セイザン君は愛馬流れ星にまたがり、松本から安房峠を越え
途中新穂高温泉足湯
岐阜県にもすばらしい温泉があります
神通川にそって富山に下り、道路標識を見ると
八尾の文字を発見。
「ちょっと八尾を見て行こう」と町外れのガソリンスタンドに寄った所
「運がいいね、前夜祭やってるよ」と店員さんが言う。
当時セイザン君は週末流れ星に乗り上信越の名だたる秘湯をテントを背負って回っていたので
今回も氷見の海岸で日の出を見るつもりで会議の前日にテントを背負って出発をしたのだ。
これは小谷温泉から林道で妙高に抜ける途中
雨飾りをバックに
前の週末かな
仲間が次の日バスで
家族を連れて来てくれて
氷見で合流した
うちの息子
スイカ割をやって
大外れ!
「風の盆」には全国から30万人とも言われる人々がやってくる。中にはキャンピングカーをしたてて
逗留しながら祭りを見物する人も居る。セイザン君はそんな場所にテントを張った。
温泉ならぬ町内の銭湯に身を清め
まずは一杯と飲み屋の暖簾をくぐった。
なぜか客が少ない。
「お客さん、八尾に嫁に来て20年経っても、ここで生まれた娘にゃかなわねえんだよ」
と、主人。
オワラについて話し込んでいると「もうそろそろ前夜祭が終わるよ」と言う。
外に出ると露地に高校生くらいのたむろするチャ髪の兄ちゃんたちが。
「今年の振り付けはこうやろう」・・・・
前夜祭
何町だったかな
境内での踊りが終わった後
一緒に撮ってもらいました
「すばらしい前夜祭だ」しかも本祭9月1,2,3日の前
11日間が各町内持ち回りでやる前夜祭なのだ。
前夜祭の喧騒がさり、静まった境内横の坂道を登って行くと
慰労会のテントから「ちょっとこい」と手招きする人がある。
「あんたオワラをどうおもう?」
「輪廻転生ですね」とセイザン君は言った。
「ウム、おまえ、オワラを良く見ている」「まあ飲め」
と言うわけで慰労会に参加することになった。
「オワラは七七七五の都都逸だから、何でもいいから
自分で作って唄ってみろ!」
そんな無理難題をと思ったが
「まてよ、安曇節だっておんなじだ、きっと作られたときは
こんな風に出来たに違いない」
慰労会がカラオケでなくまた越中オワラ節で進んで行くのが
実に気持ちよい。
夜がふけるまで会は続いたのだった。
つづく
一 |
北辰会 |
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