放談その4 いきなり、事故る、、、、、、 00.01.24
ハコスカを入手し、ド素人のくせに調子こいて走り回っていた私でしたが、そんなバラ色の生活は長くは続かなかったのです。
それは、入手後1ヶ月半程経った頃、横浜新道下り車線で起きました。
その日、昼間友人と横浜で遊んだ後、夜8時頃横浜新道を通って、辻堂に帰ろうとしていました。
料金所でお金を払った後、追い越し車線をヒジョ〜に気持ち良く走っていました。 ちょうど私の前には、“CAR BOY”ステッカーを貼った初代MR‐2が、これまた気持ち良さそうに走っていました。 (結構気持ちいいスピードで、、、笑)
しばらく、このステッカーに導かれる様に、こっちも結構気持ちいいスピードで走っていました。
ところが、戸塚付近に来た時に、MR‐2が突如フルブレ−キを掛けたのです。 (恐ろしいシーンっていうのは強烈に記憶されるもので、この時のMR‐2のタイヤからの白煙を今でもしっかり覚えています) “ゲッ!!” っと思って思わずこちらもフルブレーキです。 あれほど効きが悪いと思っていたブレーキも、さすがにロックしました。 ハコスカはロックしたままMR‐2のオシリめがけて滑って行きます。
この時、MR‐2は既に斜めになって完全に停止していたのです。(横浜新道の追い越し車線で斜めに停まっているんです!) “ウヲ−! ダメだっ!” っと思った瞬間、“ドンッ!” という音と衝撃が走り、ボンネット左側が、“ガコッ!”っと持ちあがりました。
そうです、停まり切れずオカマを掘ってしまったのです、、、、、
すぐに降りた私はMR‐2に向かって、“何で停まってんダ! コノヤロー!”っと叫んでいました。(車間距離を取らなかった私もいけないんです!) するとMR‐2のドライバーが、“前が、、、、”とか言っています。 MR‐2の前を見ると、更に2台停まっていました。 それも、ぶつかりながら、、、、、 またまた“ゲッ!”です。 なんと、私のハコスカを含めて、4台の玉突き事故になっていたのです。 その一番後ろが私のハコスカだったのです。 一瞬目の前が真っ暗になりました。 “俺が、全部押しちゃったかな、、、?”なんて思いつつ、4台のオーナーで話しをしてみると、一番前の車の直前に、走行車線側の車が無理やり入って来たそうで、これにビビッた運転手がフルブレーキで完全に停止してしまったのです。(横浜新道 追い越し車線で!) 2台目はなんとか直前で停まりました。 でも、3台目のMR‐2は停まり切れず、2台目に当たりました。 (ここで、1つの事故が成立) ここに最後のトドメで、私が突っ込んだというわけです。
状況が読めた私は少し冷静になり、ハコスカの方を見ると、左のライト、ウインカーは完全につぶれ、フェンダーもしっかり曲がっていました。でもエンジンは動いており、なんとか自走出来ました。 ハコスカの横でボーっとしていると、MR‐2のオーナーが寄って来て、文句でも言われるのかと思っていたら一言、“本物ですか?” っと聞いて来ました。 私はちから無く、“買ったばかりの、本物です、、、、”っと答えたのを覚えています。
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| 左前が、MR‐2の右側後部角に刺さったっのだ! | 横から見ると、結構いっちゃってるのが分かります。 このフェンダーは今でも残っています。 |
その後、パトカーに先導されて、4台で戸塚警察署へむかいました。 (幸い全員怪我も無く、車も自走可能でした)
警察署の受け付けみたいなところで落ち込んでいると、“オッ! マルッ! 何やってんだ!”っと聞き覚えの有る声がしました。 それはバイク関係の知り合いのオマワリさんでした。
“イヤ〜、そこで事故っちゃって、、、、”、“4台の玉突きって、お前達か!”、“スッ、スイマセン、、、、”、“でっ、お前何台目なの?”、“一番後ろです、、、、でも、MR‐2が先に当たってます、、、”っていう様な会話の後、そのオマワリさんが他の3台の事情聴取の様子を探って来てくれました。 “MR‐2 が、先に当たったって認めてるから、お前はMR‐2のオカマ分だけだなっ” っと教えてくれました。 この時は、本当に安心しました。 もしかしたら全部私が弁償しなくちゃいけないかと思っていたのです。

皆さん! 事故には気を付けましょう!!
さすがにこの晩は落ち込みました、、、、、 友達からも再び、 “ド素人!” “ヘタクソ!” 等の心温まる(笑)お言葉を浴びせ掛けて頂きました。 でも、落ち込んでばかりはいられません。保険屋さんとの話しを終わらせて、MR‐2の方との示談も済ませ、修理する事にしましたが、ここでお気に入りのシャコタンがネックになったのです。
修理工場で、違法改造車という事で受け付けて頂けなかったのです。今でこそ規制緩和とか公認の普及で合法シャコタンがいっぱい有りますが、この頃はやっぱり違法だったのです。現にこのハコスカも、ただのサス切りシャコタンでした。 “ヤベ〜”なんて悩んでいましたが、結局バイク関係の知り合いの工場で修理して頂ける事になりました。
この事故で学んだのは、
1、どんな時も十分な車間距離をとる事! (これが1番大事!)
2、運転中は、気を抜かない事! (これも大事! へんな事考えてると、ダメ!)
3、調子に乗って、トバサナイ事! (道には、制限速度というものが有るのです! 笑)
4、違法改造はしない事! (今でもしてません、、、、、してないかな?、、、してないつもりです! 笑)
の4つです。
おかげさまでこれ以降10年以上、無事故無違反の “ゴールド免許” です!!
そんなこんなで、4月からの通勤にも使う予定で3月末には一緒に長野に帰る予定のGT−Rでしたが、神奈川に残し私一人で長野に帰ったのでした。
購入早々、私の未熟さで痛い目に合わされた可愛そうなGT−Rでしたが、この後も更に “ハコスカ ド素人” に悲しいめに合わされるのでした。
次回は、“ごめんね、ハコスカ! 俺が悪かった、、、その1” っと題して、ハコスカに対する数々の無礼をご紹介します。 (ハズカシイ、、、、)